【姉】千鶴 (ちづる)
【弟】千歳 (ちとせ)
檜の大樹から生まれた双子の精霊。
姉は穏やかで楽天的。弟は気が強く神経質。
人里離れた山奥に大精霊の宿る木がひっそりと立っている。その木からは、数十年毎に周辺の精霊たちを取り仕切る大樹の一族が生まれる。約百年振りと言われていた妖力の吹き溜まりに生命が宿り、双子が誕生。
双子の誕生はかなりイレギュラーであり、幼い頃から周囲に異色扱いをされてきた。元々は一個体だったはずが、エネルギーの大きさに耐え切れず二つに分かれたと思われる。
行動する時は、基本的に二人一緒に揃っている。あまり離れた距離(2、3kmくらい)にいると千歳の意識がなくなり数週間寝込むことになるので千歳が過保護に離れない感じでもある。
おそらく出生時の分裂が原因と思われるが、本人達もよく分かっていない。
精霊は人の目に触れることはないです。
波長が合うなどしてまれに見える人もいるようです。
<この先は手ブロで書ききれていない内容です>
※注意、BL要素を含みます。
現在は修行という名目で町に住んでいる。
藤枝医院という町医者に居候中。表向きは普通の内科、副業として妖怪の類も診察している。
【医院長】 藤枝 未散 (フジエダ ミチル)
31歳の独身貴族。祖父の代から妖怪を診ることになった病院を継ぐのが嫌だった。
子供のころから変なものが見える、でも関わりたくなかったので、素知らぬふりをして生きてきた。
院長就任から少しした頃、千鶴とはぐれて動けなくなっていた千歳を保護。最初は精霊だと気付かず普通の治療をしていたが何かおかしいと気付く。
意識の朦朧とした千歳にしがみ付かれ、力を吸い取られるような感覚になりそのまま意識を失う。
(実際に未散の生命力を吸い取っていた模様)
千鶴が発見した時には二人がベッドにもつれ込んだ状態になっており、引きはがされた後ぼっこぼこにされた。
最初は何かと千歳を気遣う優しい男だったが、いつの間にかセクハラをするただの変態に成り下がっている。
【父】檜衛 (ヒノエ)
大樹の精霊。神格化する手前程の妖力で大樹周辺を守護している。
彼の力で制御されているため、人間が山中に踏み入ることは滅多にない。
とても子煩悩で、千歳千鶴ももれなく溺愛している。
町に住むことを決めたと二人から話を聞くなり大暴れ(笑)して我を見失う程だったが、泣く泣く了承し送り出した。なかなか樹から離れることができないため、年一回の里帰りをいつも心待ちにしている。